原点回帰
富士山の噴火!300年間、今だに噴火していない富士の山は必ずどこかで噴火する!という恐ろしいテレビの特番がありました。しかし、いつ噴火するかは判りません。どんな要因で、どこから噴火するかも判りません。周りに住んでいる人は、どういう思いで、この番組を見ているのでしょうか?
例えば、上空の水蒸気が冷たい気温の中で凝集すると霧や雲になって気温が0℃以下なら同時に氷結し雪になると言われています。しかし、厳密に言うと0℃以下になっても直ぐに氷結する訳ではなく何らかのショックが起こり突然、凝集して氷結が始まるのですが、まだ科学でも解明されていません。台風も同じで一般には海水温が27℃以上になると発生すると言われていますが北緯5度から35度、東経100度から180度の範囲で発生しやすいという要因も、様々な仮説があったとしてもまだまだ判明されていません。
つまり、自然には、どこかの転換点があって、その転換点を超えた折に、従来の形を変え、圧倒的な力として脅威に変わっていくのでしょう。
面白いことに自然の一部である人間にも、その転換点があります。
今まで蓄積していたことが、ひょっとした時、突然大きな力になりえるのです。これが犯罪だとか戦争だとかマイナスに変わると非常に危険なのですが、大きな飛躍へと変えて行ける様に心掛けたいものですね。
しかし、組織というものは簡単にマイナスのパワーへと連鎖して行くものです。倒産している会社は、案外、急でマイナスに変わった瞬間、恐ろしい勢いで加速して行きます。今や社会問題になっている産地の偽装や中国冷凍毒薬(中国の生産なのか誰かがわざと混入させたのか判りませんが)もマイナスパワーはダメパワーとなって大きな勢力となって一気に企業を包み込んでしまうものです。
そんな時は、変なマイナスパワーに流されない様に自分達の目的と目標をもう一度振り返り、原点回帰が大きな救いになることでしょう。