長所伸展の教育
人の教育のモデルを昔、教わりました。
例えば、ある生徒が100点満点のテストで20点を採って帰ってきました。普通の親なら「何でアンタは、こんな点数しか採れないの?いつもゲームばっかりして遊んでいるからでしょ」と頭ごなしに叱りながら、内心、ウチの子は、バカなんだろうかと不安になるものです。
これは減点効果で、100点満点のマイナス80点にだけ目が行っている為、物事を否定的に捉えてしまっています。すると本人の人格そのものを否定しがちになるので成績が改善される訳がありません。それに対して、教育の上手な親は、加点効果で見るそうです。つまり、20点も採れていた、その中身に興味関心が沸くらしいのです。
この20点は、どこで採れたのか、どこをこの子は把握しているのか?それが判ると、この子が、現在どこまで判っているのかという全体像が見えてくるので、非常に今後のアドバイスしやすいのだそうです。
そこで売上目標200万円で計画を立てた販売員さん、しかし、結果は50万円でした。
さて、あなたは加点効果で見ていますか?それとも減点効果に陥っていないでしょうか?
減点効果で見てしまうと、「コイツやる気あるのか?もしかしたら向いていないのかも?」と思ったりしているなら、その子が実績を上げられないのは、あなたの教育方法を見直す必要があるのかも知れません。
さて、先程の話に戻りますが、これが、仮に0点だったらどうするか?
「加点がないじゃん」と思われるかも知れませんが、その場合、0点を人に見せることは非常に勇気がいるものなので、その0点のテストを見せた姿勢を褒めろということらしいです。