あなたに、ふさわしいもの
2007年10月から郵政民営化で国内最大手の生命保険会社「かんぽ生命」が誕生しました。その規模は総資産112兆円、日本生命の2倍以上の巨大さです。
その中で今月に入って業界最後の規制緩和とも言える銀行窓販全面解禁が行われます。
これまで生保レディに頼ってきた販売方式も銀行窓販や来店型店舗、ネットなど様々な手法で保険商品を売る時代になってくる中で日本生命2万人のうちトップの成績を誇るセールスレディの特集が「ガイアの夜明け」で放送されていました。
そのセールスレディは、なんと5億円の死亡保険を売り歩いているのです。5億の死亡保険は、明らかに保険メニューの中でも最高ランクです。そして、保険というものは、紙切れ1枚の契約なので、そんなにポンポンと売れる筈などありませんが、その女性は決めて行くのです。
実際に、番組の中でも、その対応を垣間見れるところがありました。
そこでは、そのセールスレディが、最初にお客様へ見せたメニューは、なんと5億円の最高ランクです。おそらく、番組用の撮影だとしても、彼女は普段もこの5億のメニューを提案していると思うのですが、そこで番組スタッフから「何故、5億のメニューを出したのですか?」と問われたことに対して、彼女は「あの人は5億の価値があると思ったから」という返答だったのです。
今日も栃木にある宝石店の支援先に伺っていましたが、この店では、宝飾業界全体が悪い悪いと言われている中で、先月も200%以上の実績(4000万円)を上げています。特に展示会をした訳でもなく、単純に店頭だけの売上でです。
そこでも来店されるお客さんは、これまで近くのジャスコに入っている宝飾チェーン店で
3万円ぐらいの宝飾を買っていたものの、この店に来たら、20万円や30万円の宝石を普通に買って行かれています。中には、1000万円の7カラットのダイヤや2000万円のインペリアルトパーズ等もキャッシュで買われている光景を私は目の当たりにしています。
そこで、「普通、なかなか店頭で10万円以上の商品が動かなくて、皆、必死に催事を繰り返しているのに、何故、この店では、50万円、100万円単位の商品が、毎日、店頭でこんなに売れるのですか?」と店長に以前、お伺いしたことがありました。
その時の返答が、「やっぱり、女性は、その人にふさわしい宝石を付けるべきなのよ。だから私は、その人にふさわしい宝石を薦めているだけだから」と言われたことが、印象的でした。