プレゼントというもの
いよいよ12月に突入。宝飾業界ではメーカーも小売店も皆が、慌しく動き回る時期です。その中でプレゼント需要も多いのもので「これを買って良かったな~」とお客様が思えるか思えないかが非常に大きなポイントになってきます。確かにモノの価値には、品質に伴う価格の大小はありますが、それとは別に「実はね。この宝石は、こうやって付けると・・・・」「この宝石には、こういう由来があってね」という話を添えられるかどうかも、その価値に含まれるのです。その時に例え、その話を彼女が知っていたとしても、彼女にとっては嬉しいものです。「これ売れてるみたいだったから」と言われて渡されるよりも「普段、宝石を買わないので何をプレゼントすれば良いか全然、判らなくて。でも、これだときっと似合うと思ったので」と言って渡される方が、私の為に一生懸命に選んでくれたという姿勢が伝わるからです。
この部分がギフトの本質です。よくディズニーランドや海外旅行等に行ってお土産を買う心理と同じですね。
今日の支援先のメーカーさんも、様々な商品を開発していますが、その企画商品のどれもに、上辺だけのストーリー性ではなく販売員さんがお客様に伝えやすい本質から検討されています。
この12月商戦に向けて、しっかりとコミュニケーションが、販売時に売る為のトークだけでなく、ギフトで渡す相手が、どうすれば渡しやすく、伝えやすいかまで考えることも必要な気がします。