ありそうでないもの
映画界には「1本かぶり」という状況がよく起きます。最近では「ダイハード4.0」や
「HERO」「ハリーポッターシリーズ」「バイオハザードⅢ」等々の様に1つの作品に人気が集中してしまいます。
お茶の間のテレビを見ても、今日もまた、いつものタレントが司会やドラマで配役を行い演じています。
「何が、今は多様化の時代なんだ!」
売れるブランドに対しても人気の高いブランドに対して、より一層の注目を浴び続け、マスコミにも取り上げられ益々、調子づいています。
そして私達のお店に存在する在庫の数々も、また売れ筋だけが先に回転し、売れない在庫は努力しない限り売れていく兆しを一向に見せません。
つまり、これらを総称すると多様化したのは、余暇等を指す生活志向の種類を示し、個々のジャンルの中での消費は逆に集中化しているのです。
スポーツにしろ、趣味にしろ旅行やグルメ等々において、これらの市場が多様化するに伴い、それらをトコトン究める時間や費用をかけられれば、より本物の価値というものを見極められてくるのですが、そんな時間も、もうとう無く、取り合えず、マスコミに取り上げられたり、話題になっている情報に乗った行動をとっておく方が失敗もなく効率が良いと考えられるからなのです。となると、宝飾にしてもメガネにしてもヒット商品を作るのは、造作もないことかも知れません。
従来の売れ筋デザインを少しアレンジすれば、前もった情報がプラス効果を醸し出し、必ず売れ出してくるはずです。事実ピンクダイヤのスタッドピアス、ピンクダイヤのスリーストーンは、今年のクリスマスの大ヒット企画商品に上がっており、また誕生日スリーストーンシリーズ等々「ありそうでないもの」が売れ筋のキーワードだと言えるでしょう。さあ、自店の顧客人気商品の集中化を探してみてください。