キャッチャー
さあ~夏の甲子園が始まりだしました。昔はワクワクして毎日チェックしていましたが、私の母校が甲子園の決勝戦であの松阪投手にノーヒットノーランをされた衝撃の映像を見て以来、見ることがなくなりました。だからハンカチ王子なんて知りません。
しかし、今回、凄い投手が現れ騒がれだしているとのことでチラッと見てみると、それは「みちのくのプリンスK」と呼ばれる仙台育英の佐藤由規という投手でした。彼は、何と初戦の智弁和歌山戦ではMAX155キロを記録し、毎回の17三振を奪うまさしく怪物の如きピッチャーです。しかし、新聞を見ても投手、投手と何かと注目されますが、実はもっと凄いのはキャッチャーなのです。基本的に野球はキャッチャーがゲームをコントロールするものです。
エースであるピッチャーのボールを受け、その日の調子から作戦を立て、サインを出します。ピッチャーが自信のあるボールを打たれてヘコンでいると叱咤激励して精神的に支える。またグラウンド上の司令塔であり、それぞれのポジションを確認し、しっかりと打者それぞれのデーターを把握した上で全体の指示をしているのです。
更に更に、打者のその立ち位置等、微妙な癖を見抜き、ピッチャーにサインを送っている大変な観察者なのです。まず、頭が良くないと無理です。
だから、もっとキャッチャーに光をと思うのですが、やはりキャッチャーはブーちゃん的なイメージが強すぎて人気が出ないところが残念に思えてなりません。
ながながと意味のないことを書いてしまいましたが、今回お伝えしたいことは、キャッチャーの目を見習わなければならないということです。つまり、店長は、しっかりとお客様の立場にたち、微妙なお客様の雰囲気を察知したり、全体のフォーメーションを確認する役割であるということです。私達、素人が、いくらキャッチャーと同じポジションに付いたとしても、打者の微妙な癖など気付きもしないでしょう。しかし、プロである以上、そういう癖まで見抜ける人が少なからず店舗というチームには必要な気がします。