フランク・ミュラーが欲しい
先日、ご支援先のお店が創業75周年をホテルで行い、2日間で3億円に近い実績を出されました。主役は、宝飾品もそうなのですが、やはりブランドウオッチの比重は高かった模様です。ロレックス、IWC、ブライトリング、フランク。・ミュラー、パティックやカルティエ等々揃わないものがないと言う程の正規品のオンパレードが会場に並び、メーカーも驚くほどの反響があった様です。私は、とても手が出ませんが、その中でもフランク・ミュラーが好きです。160年近い歴史を持つ老舗時計が並ぶ中で、わずか16年程度の歴史しかフランクはありませんが、確固たる一流ブランドとして存在し、天才の作る芸術まで高められた最高の時計だと思います。創業者のミュラーは18世紀の天才時計技師ブレゲの再来と評され、数々の伝説を持っています。まずは、ジュネーブの有名な時計学校在学中から数々の賞を獲得し、通常3年かかる技術をわずか1年で修得し、何と卒業制作で与えられたロレックスに独自の技術を加え「永久カレンダー機能」をつけたという逸話を持つ天才でした。現在においても誰が持っているか判りませんが、その時、ミュラーが作成したロレックスの永久カレンダー機能が付いた時計が世界に1つだけ存在しており、普通ならロレックス自体が、その存在に対して否定するのですが、あまりの出来栄えに、黙認したということも伝説として語られています。そして卒業してからも数々の作品を創り出したミュラーの種類は多彩でクレイジー等の独自の発想は様々な時計フアンを魅了し、世界中のセレブからも幅広く愛される、まさに天才の時計だと言えるでしょう。
一時的なファッションで終わってしまう中途半端なレベルではなく、「ピカソ」にしても「あいだみつを」にしても、本当の一流の技術を持った人が、発想を転換させた時、人を魅了し、何年も残っていくアートへと転換していくものなのでしょうね。