寄付
先日、テレビを見ていたら、どこかの国のお寺でウナギやカメや魚を売っていました。しかも、その買ったウナギや魚を食べるのではなくお寺の池に逃がすという訳の判らない商売でした。これは「徳」を積むという意味があるみたいなのですが、日本で言うお賽銭みたいなものでしょう。アメリカやヨーロッパのお金持ちは、必ず年間の収入の何%かを社会福祉の為に寄付しているという話を聞いたことがあります。これも自分のツキを維持するためにもお金を動かすという意味があるそうです。商売人はお金に愛されなければなりません。お金を1人占めする、いわゆるケチな人は、どこかでお金に嫌われてしまいます。私のご支援先の宝飾店では年に1度、タレントを呼びます。年間に35万円以上購買して頂いた全ての方にペアでご招待し、料理やショーを見て記念撮影の舞台を用意しています。通常のディナーショーとかとは違い、1部と2部に分けられていて、それぞれ約250人程度ですが、本音トークも聞けて非常に楽しみにされているのです。自店でタレントを呼ぶと非常に経費が掛かります。今回、お呼びされたのは美輪明弘さんで大盛況でしたが、このお店の社長は、「うちの店は金持ちでもないし、借金も普通にあります。でも今年も支えてくれたお客様に対して何かお返しをしなければならないと思っております。ここに来られたお客様のお顔を1人1人拝見することが、何よりの楽しみで、またこの皆さんの笑顔に出逢える様に頑張ろうという気になるのです」と語られており、それが使命だと掲げられていました。時々、私も赤十字等の寄付を街で求められたりしますが、無視ばかりせず、少し気持ちばかりの寄付をしようかと思いました。500円でも気持ちは伝わるはず。