求められる力

2007年4月25日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

「発想」と「ひらめき」これは商売人の仕事の中で非常に大切な要素です。皆さん、ご存知の様に商売に正しい答えなんか存在しません。それは人の心理を１００％理解することなんて不可能である以上、当然のことだと思います。学生の頃の様に教科書や参考書の様なものが存在していて、それを勉強すれば正解かどうかを直に教えてくれる。こんなものがあれば、どんなに楽なことかと日々の戦場で努力している方だと感じたりすることでしょう。しかし、商売においては、ニュートンが、誰もが不思議に思わなかった月が落ちてこないことを疑問に思い、その中でリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を導き出した様に、答えが最初から用意されているものでなく、自らが造り出して行く姿勢こそが、社会において本当に求められる知識だと思います。
私達、コンサルタントの仕事も様々な情報を取得し、様々な店舗を見て、様々な知識を入れる。そして、その詰め込まれた情報の組み合わせの中から判断し、商売においての新たな発想を加えて行くことを永遠に追求していくことを生業としています。
そして、それを実行に移した時、知恵へと変わり、法則として残って行くのでしょう。