商品構成と価格帯
本日は商品構成の価格帯についてお話します。基本的に宝石業界では2万円がポイントプライスという話を以前にさせて頂きました。この価格帯はギフトでプレゼントする時にしろ、自分で購買するにしろ1万円だとイマイチ品質は悪かろうという思いがある中で2万円予算(15000円以上25000円以下)であれば、随分と選べる範囲と品質に対しても納得できるというプライスゾーンになります。これはピアスでも同じ事で1000円のピアスだとホワイトデーのお返しやギフトにおいては、安っぽく感じてしまいますが、2000円予算だと選択の幅が広がります。このプライスを一つの基準として設定した場合、最下限プライスは4分の1で5000円の価格帯、そしてパジェットプライスは2分の1で10000円の価格帯、中心はポイントプライス20000円の価格帯になります。そこからワンランク上がる売り筋ゾーンプライスは1.7倍の34000円の価格帯、次のベターゾーンは2.5倍の50000円の価格帯、そして上グレードプライスは5倍の10万円、最後の上限ゾーンプライスは10倍の20万円というプライスゾーンで商品構成を組み立てて行くのです。これはメガネにおいても、テレビや洗濯機においてもポイントプライスが明確になれば、その価格から店頭で見せる品揃えの構成が把握出来る法則になります。
最近の傾向として、このプライスゾーンがバラバラになっていたり、空白になっていたりしている商品構成が目立ってきていますので、再度確認して頂きたいと思います。
お客様は決して教えてくれたりせず、黙って立ち去っていくものですから。