情報収集力
私の好きな人物は、織田信長です。信長は、比叡山の焼き討ち等で第六魔王と言われていますが、地域の楽市楽座の発展を考慮し、当時、関所を設け、暴利を貪っていた(関所には全てお金が掛かりました)僧侶に対して何度もその対応の説得に走っていたと言います。そして3度裏切られ、自分が殺されそうになってから1571年に焼き討ちを行うのですが、最後まで僧侶の皆殺しはしませんでした。当時の僧侶が、戦争を起こす時、皆殺しが当たり前だったのですが。少し予断になっていまいましたが、私が特に信長が凄いと感じているのは、その情報収集の力です。先ほどの焼き討ちから長島の一向一揆の虐殺まで3年のタイムラグがありますし、その前の美濃攻めにしても、斉藤義竜を叩くまで11年の歳月を掛けています。あの有名な桶狭間の戦いで今川義元を破った例でも納得させられます。つまり、信長は短氣のイメージがあり、打てば響くような感じばかりが伝わっていますが、行動に出る前における準備の周到さは、当時の戦国時代に活躍した武将の中でも群を抜いて長けていたものだと思います。
これは、営業や販売の職業においても同じことですが、あなたがこれから親しくなりたいと思う人がいて、その人についての情報がないというのであれば、どうにも攻めようがありません。とにかく、まずは情報収集から始まります。結局、この能力が高い人が営業の世界では営業能力が高いと言われ、販売の世界では販売能力が高いと言われています。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」