デザイン性の価値
トレミー48というメガネのブランドがあります。全国有名百貨店と専門店を合わせると、現在、約30店舗でのみ限定販売していますが、日本製の逆輸入ブランドで私自身、非常に興味を持っています。その特徴の一つはテンプルに描かれた鯉や蝶の模様です。
和の雰囲気も醸し出されますが、非常にデザインが繊細な為、顧客の評判もすこぶる良いようです。お聞きした話によれば、某百貨店に入っている店舗で、導入1ヶ月経過しない内にリピートで20本注文があったみたいです。
なかなか店頭では見かけなくなりましたが、ジュエリーでもトンボやフクロウのブローチやパンダやイルカのダイヤペンダント、蛇や豹のリング等々アニマルモチーフは、販売員が好きで、お勧めすれば非常に販売率が高いデザイン性です。
またこれらは、特徴が明確であるため、ストーリー性もあります。
例えば
●ネコ・・・自由の象徴で災いを遠のけ福を招いてお金を呼ぶ絶大なパワーを持つ
●カエル・・蘇る、若返る、無事帰る、お金が返る等々から健康、長寿、財運を呼ぶ
●馬・・・・神様は馬に乗ってやってくると言われ、運気の上昇と仕事や商売の成功
●トンボ・・古来、トンボは上昇する時にカチカチという音をさせる事より勝ち虫
●イルカ・・幸運の使者と言われ、心の癒しと困難からのラッキーを呼んでくれる
●ヘビ・・・神の使いと崇められ、家や財産を守る。
●金魚・・・金魚の漢字からもお金に縁がある魚と言われている。
これらは、ほんの一部ですが、アニマル以外でもイチゴのモチーフであれば、イチゴには春の女神が宿ると言われ、素敵な出会いと愛を実らせるというパワーが伝えられたりしているのです。
商品の価値は、お客様にその価値が伝ってこそ、その価値の意味が出てくると考えた場合、造りや素材等、様々な価値がある中でもデザイン性が明確な商品は、それだけお客様に価値が伝わりやすいのでしょうね。