断定トーク

2007年2月9日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

プロの販売員さんは、自信を持った話し方が特徴です。これを断定トークと呼びます。
例えば、Ａという商品とＢという商品に対してお客様が売場で悩まれている時に、ＡとＢの違いをあれやこれやとクドクド説明するよりも、「お客様の様な方ですと、Ａの商品に限ります。きっと見違える様な輝きを演出してくれますよ」と断定した売り方が出来るのものなのです。。
これは恋愛でも同じで、ある男性が女性を口説きたいと思った時に「俺以外に君と付き合える人はいない。絶対に君は俺と付き合うよ。君がとる道は、それしかないんだ。そして、絶対に君は幸せになる」と吹き込むと、そうなのかな～と思ったりするものです。
これは別れのパターンもあって「君は俺と一緒にいると不幸になってしまう。絶対に君は俺と一緒にいるべき人ではないんだ。君のとる道は、俺のところを去ることだよ。悲しいけれど仕方ない。そして君はきっと幸せになれるよ」と昔、お世話になった先輩から「これが俺の別れ方だよ」と聞かされたことがあります。その時は、キザな人だな～と思っていたのですが、今から思うと本質を上手く掴んでいました。
人間にとって「答えは１つしかない」と断定された時に迷いに迷っていた心理的なアンバランスが一気に解き放たれ、流れていくものなのかもしれません。