初売り
２００７年１月１日。イオンやダイヤモンドシティ、ジャスコ等々のショッピングセンターはバーゲンを始めます。そして１日遅れること２日から大御所の百貨店もバーゲンを始めます。私自身、毎年百貨店で開店と同時に福袋に群がる人だかりを見て「大変やなぁ～、絶対に、この時期、金貰っても百貨店には行かんぞ！」とコタツに入り、梅コブ茶を飲みミカンを食べながらテレビに中継される様子を見ていたりしたのですが、今年は何と、そんな僕に悪夢が降りかかろうとしていました。それは、奥さんの強い要望というか、ほぼ強制で百貨店の福袋を朝の９時から一緒に並ばされる計画が密かに動いていたのでした。それを１月１日の夜に聞かされた私は、突然、胃の調子が悪くなり、風邪をこじらせてしまいました。これによって朝９時から並ぶ事体を免れは、したのですが、百貨店に行くことは決行されました。時間は午後１時３０分。街の中を走っていても車は、ほとんど見られません。「皆、やっぱり家で寝ているんだ」と安心していると心斎橋に入った途端に大渋滞。車はピクリとも動きません。駐車場は、どこも全て満車で路駐も何のそのの状態。それでも運良く車を停められて外を歩くと、ここは「初詣か？」というぐらいの人の嵐です。初詣であれば、まだ手には、「おみくじ」ぐらいしか持っていないのが、バーゲンですので、ブランドのロゴが入った大きな袋、そして明らかに福袋らしきものを持っているので幅をとってしまいます。地下の難波タウンに入店しているお店も全てがバーゲン、バーゲン。クリスマスの何倍も勢いが増す、初売り。さすがに、ここは日本、老若男女に係わらず全てのお祭りの土台は、ここにありました。
百貨店内も恐ろしい人だかりで、個人的に興味があったヴァンドーム青山の限定１１５袋の１万円福袋も全て午後には完売。その他、ディオールやフォリフォリ、スタ＾ジュエリーやその他のブランドの福袋も恐ろしい勢いで消えていきました。
ボーナス支給は、大体の中小企業において１２月２６日や２７日です。クリスマスでは、百貨店はバーゲンというよりもフェア的な要素で、本格的なバーゲンは、やはり１月の２日から。これだけ見れば、何が景気が悪いのか判りませんが、抑えていたショッピングのパワーは真に恐ろしいことです。そして来年も、また、この雰囲気を味わうのかと思うと・・・・・・・・。
きっと１月１日には胃が痛くなるに違いない。
