感動演出
人を感動させるにはどうすれば良いか?それには以下の3つのポイントがキーになってきます。
一つ 「人に話したくなる様な新たな気付きがあったこと」
一つ 「えっと驚く予想を超えたサプライズがあったこと」
一つ 「ジ~ンと心に染みるような体験をしたこと」
これらは、比較的、人の感情を動かしやすいもので、優秀な販売員さんやお店では、これらを意図して仕組みの中に取り入れています。例えば、人に話したくなる気付きとしては、エピソードや物語を加味すると伝わり易いものです。スターバックスの看板の由来やステラおばさんのお話は有名ですが、タレントが付けていた眼鏡やジュエリー等々から始まり、創業時から伝わる伝統技術や由来もその要素として演出出来るものです。次にサプライズですが、非常識プライスや思いがけない特典、販売員からの贈り物等々だけでなく、単純にお客様が帰られる時に、突然思い出した様に「竹本さん!これこの間、東京の表参道に行った時に凄く美味しかったチョコレートだけど、御土産に買っておいたの!良かったら食べて見て」と渡すのもタイミングのサプライズですね。以前、私はこんなことばかり考えて支援していました(笑)。最後は心に残る演出です。雨の日に駐車場まで傘を差して上げたり、お客様が車で来られたら、新人が車を磨いておいて上げたり、手書きで一生懸命に想いをつどった手紙を出したり、朝、自分の店が位置している商店街の掃除を社長が筆頭になって社員全員でしている姿を見たりした時に、人は心を打たれたりするのものです。
確かに、これらは演出かも知れません。しかし、演技も継続していくことが出来れば、それが体に馴染み、本物になるのです。
リッツカールトンホテルやホテルオークラの研修はお辞儀一つにしても徹底していると聞きます。
大学を卒業したばかりで、まだまだ礼儀知らずの若者でも、一流のホテルマンの姿勢が体に染み込めば自然と一流のホテルマンとして第三者から見られるように・・・・