手法が目的ではない!
前回のお客様への刺激をどう演出していくかの補足を今回はさせて頂きます。例えば、何らかのイベントをしているショッピングセンターのお店であるならチラシを見て来店されるよりも、店前を通られるお客様の方が、何倍も多いはずです。そこに気付かれていますか?「チラシで来店されない、来店されない」と言われていても目の前にはお客様が歩いていらっしゃる光景をよく目にします。そのお客様は無視ですか?そのお客様は、自店には関係ないのですか?自店はチラシを拝見されたお客様だけが、その期間のお客様なのですか?よく閉店改装セール等で看板を掲げてお店の外観をクローズドにし、中が見えない様にするのは、店前を通るお客様の好奇心を刺激し、その看板に魅かれて来店される事を狙っています。それと同様に真珠フェアの場合は糸換えサービスや修理カウンターを店頭に設けて、お客様へ声掛けをしたり、リフォームイベントの際には、専用カウンターの上に「宝石鑑定団来店!地金、宝石、現金買取り」の看板を掲げて店頭訴求をすることも、最初のキッカケとしての演出としては、店前を通り過ぎられるお客様への必要不可欠な売場づくりになりますが、これが以外と出来ていないものです。またオープン記念祭りや創業祭の時には、店頭アンケートクイズを実施し、アンケート用紙に応募して頂ける様に声掛けをします。応募された名簿は、その日の内にまとめ、3日後に当選しましたハガキをお礼状と兼ねて発送すると、もう一度集客の山を起こせます。これ以外にもクリスマスにトナカイを飾って、トナカイの出身地を応えられたら名簿を頂いてプレゼントや、ポイント還元で交換できる商品を店頭に飾りポイントを貯める購買意欲を高めてみたり、お客様が興味や感情を刺激するやり方を上げだしたらキリがありません。しかし、中々、これらの演出を考えるよりも、チラシのレイアウトや目玉品の有無等、コテ先のツールに拘り、見せ方、オペレションまで、しっかりと準備されているお店が以外と少ないのです。ここで検討しなければならないのは、チラシやDMを作ることが目的ではなく、お客様が店頭に来店され、そして購買の中で満足して頂けることが目的なのです。ここまでが、ワンステップの補足になります。次回は2ステップ目の催事の商品構成について話をしたいと思います。