ヒルズクラブ

2010年5月1日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

今日は六本木ヒルズにて宝石の打ち合わせ。恥ずかしながら初めて入った51階にあるヒルズクラブの会員専用フロアー。フロアー全体がレストラン？みたいになっていて、東京を見渡せる絶景と落ち着いた雰囲気の中、個室で食事をしながらの会話は時間を忘れてしまう。会員は全国で3000人程いるらしいのだが、紹介による登録で200万円、年会費は15万円ぐらいだという。僕には到底、無理だ。

その帰りの電車の中で、2人の若い女性が近くで会話している。

別に会話を聞く気もなかったのだが、近くなので聞こえてしまう。

会話の内容は、どうやらコンサルタントの話らしい。目の前を見ると、今、流行の「高校野球の女子マネージャーがドラッガーのマネジメントを読んだら」という本の宣伝が貼ってあったので、それを見ての会話なのだろう。

会話は「プラス志向、勉強好きと、もう一個何だったっけ？なんか成功の法則か何か判らないけど、超前向き発言って疲れるよね～。なんか無理してるって感じ。宗教じゃないんだからさ～。コンサルタントって疲れる仕事だよね～。無理して前向き発言しないとダメだし、ヘタな事を言うと切られるし、取りあえず前向きを押し通す」

的な事だった。

折角、宝石業界への大きな仕掛けの話をヒルズでしていた矢先で、ふと入った電車の会話を聞いている内に、何か空しさを感じてしまった。

そんなに若いうちから冷めててどうする！・・・・・と思いながらも何も言えず

願わくば、彼女らが宝石店の店員でない事を祈って、僕は業界に夢を見続けて行きたいものだ。

あっ！厄除けに行くの忘れた。