ただいま
今日は、朝９時に新大阪を出発して新宮にあるお客様へ行きました。新宮は、和歌山ですが、これが半端でなく遠く到着するのが、いつも12時50分で何と4時間も特急に揺られて行きます。そして帰りの最終は、これまた早く17時58分に出ますので、実質、ご支援先には5時間弱しかいられません。しかし、熊野の優雅な海の景色を見られるこのひと時が、とても好きで、僕の船井総研の人生における原点がここにあります。
そう、このお客様が私の船井総研で初めてお付き合いさせて頂いた最初の宝飾店で、もうかれこれ１０年もお世話になっています。
最初は何も判らず、宝飾専門店のコンサルタントでありながら、お客様に「ルースって何ですか？」と真顔で聞いてみたり、「ルビーってサファイアじゃないですよね」って訳の判らない質問をしてみたりと、本当に今だと恥ずかしくてとても顔も合わせられないぐらいの事を平気で提案していました。
だから、このお店は私の故郷そのものなのです。
思えば、この10年の間、ご支援先に行く、この電車の中でも様々なことに遭遇しました。基本的に大阪からグルッと海沿いの山の中を抜けていくので、よく鹿やタヌキを引いてしまします。私は２回遭遇し、それによって立ち往生するのですが、これまた待たされる時間が半端ではありません。大体、２時間は最低そこから動きませんので。
また、気候が急に変わり、嵐の影響か判りませんが途中で電車が止まってしまい、新大阪に着いたのが朝の３時という時も２回ぐらいありました。
もっと驚いたのが、隣に座っていた変なオッサンが急に後ろに座っていたヤンキー風の兄ちゃんと喧嘩をしだして、乗務員と一緒に取り押さえたこともありました。
これ以外にも様々なことがあったのですが、これ以上は書かない方が良いと思いますので書かないでおきますね。
そういえば、リッツカールトンホテルは、常連さんが泊まりにくると「お帰りなさいませ」と言うらしいです。自分のもう一つの家をテーマに添えているのでしょう。
これとは、逆に僕は新宮の店に入る時には、いつも聞こえない様な言葉で「ただいま」と言って入っています。
