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お弁当屋さん

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

福岡の某商店街に小さなお弁当屋さんがあります。そのお弁当屋さんは、パッと見るだけでは、何の変哲もないお弁当屋さんなのですが、夫婦で2億円の実績を出しているとの話を伺いました。
立上げ当初は、全然認知もされず、折角作ったお弁当も余るばかりで、途方にくれた時期もあったそうです。しかし、ある時、夫婦2人が食べれれば、それだけで良いと思い立った社長は、商店街で最も安い250円弁当を始めることにしました。この250円弁当が出た時には、ほかほか弁当でさえも、このボリュームで250円という弁当は明らかに非常識価格だったのです。これを1日100食限定にして販売したところ、即完売!特に宣伝をした訳でもありませんが、ドンドンとお客様が集まるようになりました。これが、このお店における口コミ着火点でした。あれやこれやと職域にまで広がり、何百食と作れば作るほど、売れる様になったのです。そんなある時、1人のお客様が「250円弁当の種類が6種類あるのは有り難いけど、こんな題材を使ったものも出来ないの?」と問い合わせをして来られました。社長は、この題材だと500円はかかっちゃうね。でも●●さんが言うなら作るよ。と言って、試しに限定10食で500円弁当を付加しました。そしてなんと試しに作った500円弁当も即完売!
今ではこの500円弁当も売れ、ドンドンお客様が700円、800円と単価を上げて行ってくれているのです。まさにお客様のリクエストに応えて商品メニューが増えていった口コミ商法なのです。そんな社長の生活は17時になるとお店を閉めます。あまりに早い1日の終業に対して、気になった商店街の会長は、せめて18時までは開けておけないかと聞いて見ました。その時、その社長は申し訳なさそうに「すいません、別に5時に帰って休んでいる訳ではないのです。このまま工場に行って仕込みをしなければ、とてもじゃありませんが、明日のお弁当の供給が難しくなるのです。今から行っても多分24時30分ぐらいまでは工場にいると思います。毎日、こんな生活なんで」と言われたのです。この社長は、これからも夫婦2人で地元密着をモットーに、この商店街で続けていくのでしょう。決して奢ることなく、常に始めた時の姿勢で・・・・


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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