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商売は女性に好かれてナンボ

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

昔ながらの路面店。ドアを開けるとオジサンが1人、よれよれのスーツを着て「いっらしゃい」の挨拶をする。看板の色はあせてきており、什器には古びたPOP、壁面にはHOYAが昔、作ったであろう女優が掲載されたポスター、検眼の前には目の構造の仕組みの説明が掲げてあった。
お店の証明は薄暗く、どの商品を見ても、古びた在庫に見えてしまう。

確かに、メガネは半医半商であり、大切なビジョンケアを掲げているため、検眼技術や職人としての気質は必要である。しかし、このお店に女性が来店して、安心して似合うメガネを提案出来るだろうか?
出来たとしても、店舗や雰囲気から今風の感じを微塵も感じなければ、やがて固定客と共に衰退するに違いない。何故なら、視力補正は売っていても、メガネでいう大切な要素であるファッションは売っていないからです。それが判っているはずなのに、その様なお店を沢山、目にしてしまう。

知ってますか?世の中のマーケットは女性が主流なのですよ。どんなに偉い社長でも、財布の紐は、奥さんが握っている場合が多いのですよ。

そして常にいくつになっても女性は若い。正確に言うと郷ひろみやヨン様やイ・ビョンホンを追いかけ熱狂している奥様連中の姿を見ても、気持ちは直ぐに女子高生へとワープしているのです。
朝、自分の最大の敵である鏡を見て現実(シミ、たるみ、シワ)を実感しても関係ありません。外に出れば女子高生です。若者を主体としたブランドのお店が百貨店に入っていても、常にオバサマが商品を手にとって吟味しています。
今は60歳でも20代、30代と変わらず、60歳を超えた紳士なオジサンでもジーンズをカッコ良く履いている人が多い時代で、実際に女性も男性も若いのです。

子供を産んで落ち着いたら、皆さん、働きに出られます。パートで働いたお金は当然、自分のものです。貯金をして、子供が就職したり結婚して出て行けば、もうお金は掛かりません。
お金を使おうと思えば、旦那に何を言われようと、文句は言わせません。だって、家事と子育てという恐ろしく大変な仕事をこなしてきたのですから。だから自分で働いたお金は自分のものですので、昼間からホテルで何千円とするランチを食べたり、韓国旅行を友達と行ったり、好きな洋服、CDや漫画やDVDでも、本当の女子高生と違って、一気に大人買い出来ます。

商売は、この世代に好かれてナンボなのです。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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