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商品構成(第一弾)

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

私の支援先にセレクトショップのメガネ店があります。そのお店は雑誌やホームページに掲載しており、セレクトショップとしての販促展開は欠かさず実施されています。また商品のブランドも999.9からレスザンヒューマン、ボーソレイユ、アランミクリ、ジャポニズム、テオ、マスケ、ジルスチュアート、オークリーやルディー等々、これ以外にもトータル1200本のフレーム展開をしており、お店の平均単価は4万円。売上もソコソコ安定していますが、やはりメガネ店として上を目指して行きたい気持ちがあるので、その為の課題をチェックしました。まず、ここで注意が必要なのは、全てのお客様が一式で4万円になる様なフレームとレンズを選んでいる訳でなく、下は1万円のオリジナルセットメガネから999.9やアランミクリ等一式で5万円以上の一式も動いている中で平均値を取っているものだということです。つまりこのお店で4万円が平均単価だからといって、4万円ばかりの商品を並べてしまうとお客様は価格の巾も見えず品揃えに魅力を感じなくなってしまうのです。そこで商品構成(MD)が適切かどうかを確認していく基本として、お客様には予算というものが必ず存在していることを認識することです。その予算は1万円予算、2万円予算、3万円予算、そして5万円、10万円予算です。そして予算の中には価格の巾というものが想定されます。例えば1万円予算でメガネを作ろうと思って来店される人は、大体、下は8000円ぐらいから上は14800円ぐらいまでの価格であれば、十分、品揃えとして見て頂けますが、15000円を超えてくると、2万円予算になってしまい、その1万円予算のお客様にとって、それらの商品は、よっぽどの好み筋であったり、インパクトがない限り、品揃えとはみなしてくれないものです。元に戻ると、先程のお店の平均単価が4万円で、下は1万円から展開しているとします。すると上代は計算式(4万円×4万円÷1万円)で16万円が設定されます。つまり上は一式で20万円予算までの商品まで展開しておいた方が商品構成として魅力が出て、十分に売れる価格帯であると出て来ます。20万円予算は一式で15万円から248,000円ぐらいまでの商品です。専門店であればK18やジュエリーフレーム、鼈甲等、10万円を超えるフレームの品揃えをしていますが、セレクトショップにおいては、対象がメンズやヤングになる為、品揃えが出来ていないのです。つまり、自店でブランドというこだわりやデザインは非常に差別化出来ていても、予算というくくりの中で商品構成がお客様にとって魅力的に移っているかどうかは別物になっているということです。そこで次に、そのお店が検討したことは。次回にします。

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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