変な演出

2007年11月23日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

今日は怪しさ満点の閉店セールを見掛けました。
まず、いかにも取って付けた様なプレハブの店があって、当然シャッターは降りています。そしてその前にはイスが一つあり、そのイスの上にメガホンを持った男が叫んでいたのです。「私達は閉店しま～す。どうぞ、最終価格で持って行って下さ～い」
寒さの中、コートも着ず、曲がったネクタイをなびかせながらその貧素な稲川淳●みたいな男は声を震わせながら何度も何度も同じセリフを言い続けるのです。
そしてその男の前に並べられた２台の１５０ｃｍ什器に入っている商品を見ると、腕時計やシルバーキュービックのアクセサリー商品。その価格を見ると何とビックリ！シルバーキュービックで21,000円の価格が付いていました。それらを接客しているのは、ピシッとスーツを着込んだちょっと極めな男性です。
「う～ん、商売としては、コメント出来ないけど、この演出は凄い！」
そして、あの寒さの中、一生懸命に叫び続けていた稲川オジサン、お疲れさま。
高杉晋作の「おもしろきこともなき世をおもしろく」をあなたに送ります。
僕は、彼らを閉店劇団と名付けて去って行きました。