アイデアの創造
1876年2月14日、アメリカのグラハム・ベルとエリシャ・グレイが、この同日に電話器の特許を申請しました。ベルは午前11時頃、グレイは午後1時頃の出願と言われ僅か2、3時間の差であったことは、皆さんも一度は聞いたことがあると思える有名な話です。
実は、この本当のいきさつは、色々あるのですが、趣旨は変わるので今回は、それには触れないで起きます。
さて、電話にしろ、Gショックの様な時計にしろ、ワンポイントセッティングのダイヤモンドや9999の様なメガネにしろ画期的なアイデアであっても、おそらく同時期に同じ様なアイデアを持っていた人がいても全く不思議なことではありません。
アイデアを思いついた人の中には、友達に話したり、家族に話しして、「それは凄いよ!天才だよ」みたいな事を言われて、有頂天でハイな気分を味わって終わってしまう人が、ほとんどで、そのうちの何人かだけが、実際に特許の申請を行い取得まで持って行くパワーを持っています。
しかし、そこからが大変で実際に商品を開発する為には、それを実現出来る工場を探し、お金を工面し、販売ルートを確保していくという、どちらかと言えばクリエイティブな仕事でなく、泥くさい仕事をしなければ、決してアイデアは実現など出来ないものなのです。
つまり、イスに座ってノートを広げてアイデアをスラスラと描くだけで完成的な部分が、本当の力でなく、作業服に着替えて工場を駈けずり周り、スーツに着替えてスポンサー探しでヨレヨレになるまでお願いしまくるというところが、一番の力になってくるのだと思います。
もし、あなたが、何かアイデアを持っているのなら、今から行動を起こして下さい。行動の伴わないアイデアは、先ほどの自己満足の世界で無に等しいものだから。