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缶コーヒーの経費から伺えること

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

そして皆さん、それに備えて資料を作って来られ、新潟や島根からの東京に出てこられます。総合管理部から販売戦略部、仕入戦略部、そして企画戦略部と、それぞれの発表し

毎日、缶コーヒーを2本は飲んでいます。1本は出張の電車の中で、そしてもう一本は帰りの電車の中です。1日に最低240円は、缶コーヒーに費やしています。

中でもBOSSの銘柄が好きで、勝手に美味しいと思い込んでいます。確かにハリウッド映画のどこかで見たことのある名脇役「トミー・リー・ジョーンズ」を宇宙人に仕立て上げるCMを作り上げるぐらいですので、想像以上に売れているのでしょう。

しかし、原価は、CMよりもっと驚かされます。
主に南米や東南アジアから輸入してコーヒー豆を使っていますが、缶コーヒー1本における豆の原価は、たったの5円だそうです。
比率にすると、約4%。残り96%の内訳は、香料や甘味料、牛乳等における原料費が13%で、スチール缶やダンボールの包装資材を合わせて17%。問屋や小売店のマージンが20%~30%となっていると言うのです。

なんということでしょう。ボッタクリバーもヒックリ返ってしまうぐらいの暴利を取られているのにも関わらず、あの人もこの人も缶コーヒーを買って普通に文句も言わずに飲んでいるのです。

しかし、メーカーから言わせると当然なことの様で、これぐらい利益が取れないと競争出来ないそうです。それは、原価の中に広告宣伝費も加味しなければならないからなのだそうです。
この広告費の占める費用が原料費の5~6倍。つまり、原価よりも宣伝費の方が圧倒的に高く、それを原価として換算してしまっている発想に恐ろしさを感じてしまいます。

メガネを売るにしても、宝石を売るにしても、いくら何でも原価に宣伝費を加味するという発想を小売店は持っていませんでした。営業利益ではなく、総利益の中においてです。
つまり、この10万円のダイヤを年間に100本販売する為に、掛かる経費を原価に含めてしまうという発想です。

仮に現在10%値引き販売をしてしまっていたとすると10万円のものを100本だと1000万円の売上です。それの10%分に値する100万円を値引きではなく、雑誌や新聞やリーフレット等の宣伝広告費にかけることが出来れば、もっと販売することが出来るかもしれません。
自店の年間におけるお得意様値引き経費を全て販促に当てると、どんな販促企画が出来るでしょうか?


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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