ラグビーと店の運営

2007年1月23日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

「ラグビーは後ろにボールを回すところに、醍醐味がありますよね。店もこれと全く同じなんですよ」と、ある経営者が話をされていました。
その経営者は、学生時代に野球をやっていらしたのですが、たまたま商品支援をして頂いたメーカー担当の方が、もとラグビー部だったということで、この様な会話になりました。
確かに他のスポーツと比べても、ボールを前に出さずに、相手の陣地に攻めて行くスポーツは、ラグビーだけです。その為、如何に自分の後ろのメンバーを信頼し、ボールを次に託すことが出来るかというチームワークが非常に重要になってくるものだと思います。
「ＯＮＥ　ＦＯＲ　Ａ　ＡＬＬ　ＡＬＬ　ＦＯＲ　ＯＮＥ」「1人が皆の為に、皆が1人の為に。」
これを読んでいる貴方が仮に社長や店長だとして、今、信頼できるメンバーは、後ろから、しっかりとあなたのボールを受け取る準備をし、付いてきてくれているでしょうか？あなたが持つボールに向って鬼の形相でタックルしてくる敵の壁が現れて、ふと後ろを振り返ってパスを出そうとしても、誰もいず、あなただけが、ボールを持って突進しても、必ず潰されてしまい、トライが出来る可能性なんてほとんどないはずです。
決して自分1人で全てをやっていると勘違いしないで下さい。1人の力なんて、たかがしれていますよ。もし、孤独を感じたら、自分の今の環境をもう一度、振り返ってください。あなたを見捨てずに支えてくれるスタッフや従業員が必ず、1人は近くにいるはずです。