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今こそ三河屋さん商法

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

専門店で扱う商品は、売れていく商品でなく売っていくものです。これがメガネでなく宝石であれば尚更のことで生活して行く上において必要な商品でない為、お店から情報の発信や刺激、提案がなければ、店頭に来られるお客様が減ってくることは当たり前のことです。
例えば、飛行機に乗るとCAがジュースやコーヒーを配りに来ます。1人1人に聞いて確認されるので、あまりこれと言うほど飲みたくない時でも目の前で聞かれるとコーヒーを頼んでしまいます。これが仮に「何か、飲み物をお求めされるなら、近くのCAにまで一声お掛け下さい」と最初に言われただけで、回って来られなければ、よほどでない限りCAを呼び止めて飲み物を頼むこともないでしょう。

また新幹線でも昔の特急みたいに11号車に食堂がありますのでご自由にご利用下さいと言われただけで、ワゴンで回って来られなければ、わざわざ1号車や16号車の人が訪れることもないかも知れません。

今、宝石業界は、何か、こういう雰囲気が蔓延しており「別になくても良いか~、宝石も高いし・・・」的な要素が強まっている様に感じます。

しかし、ある宝石店は、それを逆に考え、「刺激がないのなら、刺激を与えれば良い」と考え、先ほどのCAではありませんが、お客様にキッカケを作る機会をスタートさせました。

実施したことは、社長が一軒、一軒、お得意様にアポを取って簡単な粗品を持ってご挨拶にお伺いするということだけです。外商という空気よりもサザエさんに出てくる三河屋さんみたいなノリで「修理」や「貴金属の買取」でも何でも御用があれば、言い易い環境を作って差し上げたのです。
結果、やっぱり、お客様は、わざわざ、お店にまで来ることは、あまりなくても、こちらから近づいて行くと「そういえば、今度、娘の誕生日なので、何かオススメってある?
」「これ、丁度、売りに行こうと思っていたのよ、いくらになる?」「この石、ずっとタンスに入っていたんだけど、何か使い方ある?」「そうそう、お店に寄ろうと思っていたのよ。でもすぐ忘れちゃうので困るのよ。あのね」という具合に、顔を合わせる機会を作るだけで売上が確実に上がって来たのです。
あなたのお店もチラシやDMツールだけでなく、お客様に近づくCAや三河屋さん商法を実施されてみては如何でしょうか?


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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