商店街に思うこと
街の商店街に活気が戻るのはいつの日でしょうか？私のお付き合い先のメガネ店も商店街の中にあることもあり、商店街という時代の移り変わりに時々ハッとさせられてしまいます。
大体の商店街は、昔、人の山で歩けないほどの活気があり、商店街の中にお店を出店していることが、その街の代表というステータスがあったものです。
電球が切れたと母親から言われれば、ちょっくら自転車で商店街に行き、そのついでに豆腐やネギやコロッケ等も買ってこさせられた記憶が今でも鮮明に残っています。
しかし、今や電球が切れたと言っても、商店街よりも少し郊外のロードサイドに行った方が品揃えも豊富だし、車で行けばスグなのでロードサイドに出向く。時間も気にすることなく、マックスバリューとかであれば、深夜１２時過ぎても開いてくれている。
また、大量仕入れで展開されているので、商店街の金物屋さんよりも安い為、そこに通いなれてしまう。
家電店であれば、ポイントカードも発行されているので、テレビやＤＶＤ、パソコンやプリンター、デジカメ、冷蔵庫、洗濯機、健康器具等々、少しキッチリと購買しようと思えば、商店街の専門店よりも最新機種も揃う大型店に行きたくなるので、もはや商店街に行くキッカケがなくなってしまいます。
こうして、地元のユウであった商店街は不振に陥り、顧客が離れ空き店舗が目立ってくるのです。
あのジャスコが出来なければ！あんなところに何でイオンを作るのだ！ヤマダ電機、コジマ、ケーズと俺たちを潰そうとしているのか！と愚痴を言いながらも、夕方６時半を過ぎると、商店街のシャッターは一斉に下ろされてしまう。
これでまともに勝てる訳があるはずなんて・・・・・・品揃えで負け、営業時間で負け、価格で負け、そして意欲で負ける。もっと商店街や専門店ならではの面白さがあって初めて差別化できるのではないでしょうか？
スーパーの食品は、信用出来ません。特に冷凍食品など怖くて買えません。また１人暮らしの消費者が多いのに、あいも変わらず家族を主体と考えたパックで売っています。こんなに一杯いらないよ～と首をかしげながらお刺身を選んでいる独身男性も見渡すと結構いると思います。（推測ですが）。レジのパートさんは、何も言わずにひたすらレジを打つだけで、何がオススメなのかのアドバイスもありません。時代は、再び商店街を必要と思っているのですが、全て意欲が沸かないのでしょうね。
