文化を創る

2007年4月23日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

鹿児島の「かるかん饅頭」、長崎の「カステラ」、新潟の「笹だんご」等々、それぞれ地方には名産品と呼ばれる文化があります。これらは日本中に響き渡る程のブランドを構築していますが、私達はメガネや宝石を通して地元でブランド（自店の信用）を作って行きたいものです。日本全体で有名になろうなんて思っていない、しかし、地元においては「メガネを買うなら●●店が良いね」と言ってもらえるだけの信用を培っていくことも大きな使命だと思っています。昔、ある宝飾店が、飛行船（気球？）を飛ばしました。そこには垂れ幕が下がっていて大きく店名が書かれていました。「何で、そんな経費をかけて目立つことをするのですか？」と素朴にお聞きすると、その経営者は「自店の文化をこの地元で創るためです。」と応えられた記憶があります。その気球に書かれた店名を自店のお客様が見られた時に「●●さん頑張っているね」という声や、「私、あの店知っている！」と知人に話されている姿が想像されるだけでも価値があるのだそうです。この経費の掛け方に対しては、今だによく判りませんが、私達が使命として掲げる「良いこと、良いモノを準備し、早く、適正な価格で多くのお客様に伝達していくこと」のキッカケとしては、間違っていないと思います。
通常大手企業の様なテレビＣＭ等の媒体には載せられませんが、一つ一つ確実に購買して頂いたお客様の満足度を高め、信用の輪を作り出していくことから、しっかりと自店の文化を育てて行きたいものです。