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心が折れたら終わりです

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

元大和乗組員の著書「戦艦大和の最期」の中にある言葉
「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。日本は進歩ということを軽んじすぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって、真の進歩を忘れていた。敗れて目覚める。それ以外に、どうして日本は救われるか。今、目覚めずしていつ救われるか。俺たちは、その先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃないか。」
といって昭和20年4月6日午後4時、戦艦大和は出撃しました。決して戻れることはない片道分の燃料を積み、自ら浅瀬に乗り上げた動かぬ砲台となることを使命としての特攻でした。
彼らは当時世界最強の不沈艦を持ってしても、この戦いに日本は敗れると判っていました。そしてその中で死して何を後世に伝えたかったのでしょうか?それは、残された私達に日本人であるという尊厳を失わないで欲しい。こうして死んで行った人がいるという事実を忘れないで欲しいと願っていたのでしょう。そしてきっと、戦争で敗れることによって、二度と戦争が出来ない法律が定められ、そしてこの国から天才を生み出さない教育制度(飛び級の排除)に変え、3S(スポーツ、スクリーン、セックス)を普及し、財閥を解体していったとしても、日本人という尊厳だけは守っていて欲しいと思っていたのでしょう。
「喧嘩に負けるな!心が折れない限り負けたことにならない」と昔、言っていた先輩がいましたが、
確かに根本が折れてしまうと人は努力することに飽き、前へ向かう意欲を失います。その結果、時の流されるまま惰性で生きていくことになって、現状で満足してしまうという腐敗へのプロセスを歩み出していくものです。
現状、競合店が何だと言うのですか?従業員のレベルが何ですか?売れる商品がないからと愚痴って何か変わりますか?販促がどうしたというのですか?業界全体がどうだと言うのですか?
結局、それを社長が毎日毎日、言っているのを聞かされる従業員は、たまったものではありません。これが戦艦大和だと、一緒に命をかけず、誰でも即刻、降りたくなりますね。
経営者は、いかなる場合でも心を折ったら終わりなのです。少なくとも従業員や取引商社の前では絶対です。それが、どんなに辛くとも。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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