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ライフサイクル

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

全ての業界にはライフサイクルが存在しています。例えば、世の中にまだ出回っていない商品を最初に開発すれば、それは業界においては導入期になります。例えばアップルが仕掛けた(i-pod)の様な商品であったり、ソニーの液晶テレビであったり。しかし、それが発売されると他のメーカーも追随して、そこに参入します。そこで質の向上と価格競争が発生してきます。この段階になるとライフサイクルは競争期になります。競争期であれば安さ1番品揃え1番が勝つ時代です。しかし、時が経つとその中で勝ち組と負け組が明確に表れ、体力のないメーカーは、そのマーケットから去りだします。これが安定期です。ライフサイクル上で言えば、この段階になると消費者も詳しくなり、自分なりのスタイルを求めだします。仮にアパレルで言えばGAPやユナイテッドアローズの様なセレクトショップが出てきたり、パソコンで言うとマッキントッシュの(I-MAC)の様な自分の部屋のディスプレイとしても演出出来る様な、スケルトンカラーで装飾されたパソコンを購買されたり、付加価値がより明確になってくる状況です。その中で価格だけで業態化が出来るのもこの段階の特徴です。100円ショップや300円ショップ、低単価のユニクロ、古着の主体としたリサイクルショップやブランドアウトレットショップ等々です。そして安定期を過ぎると展開期になり、商品そのものに新たな特徴が求められ、現存の商品マーケット事体は衰退を辿ります。つまり、ここの段階から業界から新たな導入期を迎える切り口が生まれだしてくるのです。
これをメガネで置き換えた場合、半医半商的な部分を持つ特殊な業態の中、医を主体とした専門店を導入期とすれば、20年前、そこに価格の切り口が現れだしました。そして大手チェーンが勢いを増し、資本競争が始まりだします。次にセレクトショップや価格で特化したZOFFやJIN’Sを筆頭としたスリープライスショップが流れを作り、レンズ屋の様な業態特化も表れています。この後、メガネブランドリサイクルショップも出て来るかも知れません。そして展開期に移ろうとしている今、ライフスタイルとして美容院やアパレルショップとの併設や医療眼科との併設等々の様な業態が表れてくるであろうことは、容易に予想出来てくることでしょう。そしてそれを超えた時、レーシックが海外の様な保険で賄える様になり、低価格で新たな導入期として普及していくのかも知れませんし、メガネに新たな機能や快適さが技術の中から生まれてくるのかも知れません。このライフサイクルはマーケティングにとって非常にポイントになって来ますので認識しておいて下さい。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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