画る

2008年6月14日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

秋葉原の事件では、ありませんが自分を見限っている人が多い様に思います。
その結果、ウツ病等が多発するのですが、プライドの高い人や我侭な人に多いというデーターが出ているのでご注意下さい。
昔、孔子が「今、汝（なんじ）は画（かぎ）れり」と言って部下の愚痴を諭す部分が論語の中に出てくるのですが「画る」（かぎる）とは、自分で線を引いて、これ以上は進めないと限定してしまうことを意味します。他人がお前はダメだと決めてしまうのではなく、自分が自分で決めてしまうということです。これほど残酷（ざんこく）なことはないと孔子は教えているのですが、私たちは「人生は天（偉大なる存在）と自分との合作だ。」と思います。
天はその理想とする社会や人間の力を、人間達の思いや行いやエネルギーでしか実現することができないのです。だから、天の神さま？の期待を寄せられている人間がしょげ返り、打ちひしがれていたら、その理想は実現しようがないのです。そう考えれば、自分で自分をあきらめず見限らず、天の期待にこたえられるよう、自分を磨いていくことがとても大切なのでしょう。
そして、天の期待にこたえることができるのは、他人がいつの間にかするのではなく、「よしっ」と思える自分だけなのでしょうね。