信条
大きい会社や小さい会社、そこには、たくさんの成功体験や失敗体験があると思います。
チラシが当たったということでも、イベントが成功したこと、意図した提案商品が売れて行っていること、社員が急成長していること等々、それらを社員全員が一緒に分かち合える組織というのは、幸せなのだと思います。経営者が1人で考え、指示だけによる経営では、例え、その時成功しても分かち合える社員が「いなければ、いつまで経っても組織として動き出せません。
やはり、同じ目的をもって集まってきた仲間なのですから、仕事感を共有出来る様な仕組みが重要になって来ているのだと思います。
ある部下は、店長のモチベーションが低い会社を見ては、この会社に「クレド」が浸透していないと、厳しく訴えてきます。クレドとは、簡単に言えば「信条」みたいなもので、マニュアル的なものでなく、共通した考え方という仕事観になるのでしょう。
「よく会社やお店の売上が上がれば嬉しいと思うか？」と問われると口では皆さん「はい」と言います。しかし、本当に嬉しいと思っているのでしょうか・・・・もしかして仕事量が増え、休みが少なくなると根は不満に思っているのかも知れません。
そうではなく、同じところで笑え、同じ様に悔しいと感じ、同じ気持ちで頑張れる、そういう仲間の集まりにおける考え方を共有すること、それを形となって皆が信じて行けるもの、それがクレドの意味なのだと思います。
まずは、手書きで良いので経営者の言葉で社員分、1枚1枚書いて見て下さい。そして、それを
一人一人に渡して下さい。会社の大きい小さいではなく、社員1人1人が大きな存在なのですから。そして、時には、そのクレドにおけるミーティングを皆で開いて下さい。
きっと、その時から、新たな会社のブランドストーリーが動き出します。
