文化にまで落とし込むこと
死者の数、289人。タイの洪水被害の数である。
キャノンをはじめ日本の企業が水没の大打撃を受け、工場が止まる。
我々、眼鏡のレンズメーカーであるHOYAも大変な事になってしまった。
あちらこちらの自称「預言者」は、10月28日にマヤ暦最後の終焉を迎えるあたって、今月、東海を中心に地震が起きると言っている。
しっかりと注意して下さいと言われても、家に閉じ篭もっていても一緒なので、気を引き締めて行こうっと。
本日、アップルの新スマートフォン『iPhone4S』が一斉に発売された。
前日からの徹夜組も含めて、よくもまぁ～日本という国は新しモノ好きだなぁ～と思ってしまう。
しかし、これは日本の持つ風土だから仕方ない。
世の中を見ても、文明は大陸から起きている。島国である日本は自らの文明を開花させるというよりも、宗教は中国やインドから持って帰り、文字や武器、自動車やパソコン、料理や建築も外から引っ張ってきている。
唯一、鎖国をしていた江戸時代はあったが、開国してから先、和食の新たな内容は何も進んでいないのが現状である。
しかし、日本が優れているのは、それらを素直に受け入れ、自分達が使い易い様に加工する技術がある。つまり、細かく、深く掘り下げる力が、他の国とは雲泥の差があるのだ。
すると、どこかで過信が始まる。自分達がNO1だと勝手に思い込んでしまったのだ。
それがバブルの始まりであった。
他の国の助言を一切耳をかさず、ドンドンと輸出を行い、圧倒的な地位を一旦は築くのだが、見事に、バブルの様に崩壊してしまった。
日本の特徴を見誤っては行けない。
tyle=”FONT-FAMILY: "HGS創英ﾌﾟﾚｾﾞﾝｽEB","serif"”>さてさて、僕らは、よく講演をするのだが、講壇に立つと結構、皆様の顔が見える。
すると「ワシは全てわかっとる！」という様な顔をしてい人もいるのだが、そういう人は、本当に出来てれば問題ないのだが、日本と同じで、過去の驕りだとすれば危険だなぁ～と思ってしまう。
基本、判っているつもりと判るは全然違い、そこから出来ているまで持っていっている人は、ほんの一握りなのだから。
ポイントは、情報を深く掘り下げて、自店の文化にまで落とし込む事である。昔の日本の様にね。
