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マーケティングの伝承

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

最近は、本当にメンバーの頑張りに圧巻させられる。

武田双雲さんの言葉の中に「だからこそ」というものがある。

自分達は、若い「だからこそ、発想が豊かである」

自分達は、まだまだ発展途上である「だからこそ、一生懸命に経験と知識を身につける」

自分達は、過去を知らない「だからこそ、全てが新鮮で業界に革命を起こせる」

自分達は、自分達は、自分達は・・・・・・・

強みと弱みは表裏一体で、一見、立地が悪いだとか、在庫が少ないだとかを嘆いていたとしても、見方を変えれば、それが大きな強みになるのがマーケティングの面白いところである。

よく言われることであるが、マーケティングの要素の中に「購買経験指数」というものがある。別に指数がどうとか難しい話ではなく、お客様の購買経験が20回を超えると、買う商品が決まり(ヘビーユーザー化)、60回を超えるとお店が決まるという一種の基準である。

つまり、主要なお客様が20回以上購買している商品を扱っているのであれば、商品を絞り込んで良いが、20回も購買していないのであれば、商品や特定のお店も、お客様の中で決まっていないので、何軒かお店を回って、一番商品が充実していると思えるお店で購買しようとするものだ。

ここでポイントは、商圏の規模にもより、仮に宝飾店やメガネ店で20回以上も購買されている人ばかりが、その街に住んでいるとするならば、セレクトショップ的なお店を開いても大丈夫だが、そんな環境はまずない。渋谷や新宿の様なところはまずなく、ほとんどの

お店が位置する商圏であれば、ある程度の品揃えが必要だという事だ。

だから、よく、メガネ店とかで、中小商圏内で、セレクトショップ的なお店を開く方がいるが、正直、理解に苦しむ。オープン仕立てのお店で、まだ存在を誰も知らない状況で、いきなり、イメージが先行し、商品の絞り込みをすると間違いなく失敗してしまう。

(綺麗なお店がカッコ良いと勘違いするのだ)

コンビニが、スーパーとは違い、限られたスペースの中で成功したのは、購買経験が20回以上もある商品ばかり(お茶だとか、お菓子や雑誌)を揃え、他店と価格が同じか、そんなに変わらないのであるならば、お客様は家から近かったり、営業時間が長い利便性の中で購買しようとしたからである。

宝石やメガネは、何を買うかは、ほとんど来店前に決まっていないので、まず、絞り込みでは難しいということになるのだ。

話しが変わるが、郊外店が出来た時も同様に「何故、人が車で移動し
てまで郊外店まで行ったのか?」というと、これも駅前立地とかの地価が高すぎて、人が郊外に住むようになったからである。その為、地方において車の移動が当たり前になり、その環境のもと郊外店が成り立っただけである。

こうして、昔ながらマーケティング的な要素というもので、ある程度の事象は説明出来る。

本日も、メンバーに「ランチェスターの理論は、もう古い!」と、昔に弊社の会長が言った意味を話していたのだが、話すまで知らなかった。

僕は、今、メンバーに出来る事として、自分が会長から直接教わってきたマーケティングの本筋を伝承して行きたいと思っている。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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