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アイドリングタイムから

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

19031217日(木曜日)、風は毎秒9~12m。目撃証人になってもらう為、集まったその人数は、わずか5人しかいなかったが、それはエンジンがかかり出し、午前1035分、ついに機体を縛っていたロープが解かれた。


フライヤーはレールの上を40フィートほど走って浮き上がり、波打つような飛び方をして120フィート前方へ着陸した。大気速度は毎時およそ30マイル。

滞空時間はわずか12秒間の飛行であった、がしかし、この日、世界史上初の飛行として歴史を刻む事となった。

このライト兄弟の偉業から、わずか66年後に、人類は、遥か月に行き、実際にその表面を歩く事にまでなったのだ。

昔から、この話に凄く興味を持った。


ライト兄弟が、実際に飛行機を飛ばすまで、どれだけの月日を世界は待ち詫びていたのだろう。どれだけ空を自由に飛ぶ鳥を眺めて、その世界に憧れていたのだろう。

しかし、それが出来てから、技術は一気に動き出し、60年そこそこしか経たない内に、人は宇宙にまで行く事が可能になったのである。

なんか、FIレースの前のアイドリングタイムが、そこにあって、青の信号に変わった瞬間、一気にエンジン全快スタートを切って走り出すという様なイメージを受けたのだった。

僕は、普段の仕事においても、こんな感じなのかなぁ~と思う。


1日の仕事、1年の仕事、3年の仕事、10年の仕事と期間だけで捉えると色々あるだろうが、これらには、全てアイドリングタイム期間とゴールデンタイム期間、クライマックス期間と、それぞれ期間が別れるものだと考えている。

例えば1日中、ジェットコースターの様な時間だと、一気に疲れて、後半何も仕事が手に付かなくなるだろう。


また、一日中コーヒーカップに乗っている様な時間だと眠たくなって、仕事が前に進まなくなってしまう。


でも、それで良いと思う。


コーヒーカップやメリーゴーランドに乗っている時間は、その時間として楽しめば良く、1日の中でジェットコースターやバンジージャンプ的な時間は、一気に集中すれば良いだけで何も、コーヒーカップに乗っているからと言って焦る必要などない。

そう遠くない時間にパッと信号が変わったみたいに、ゴールデンタイムが音訪れるからである。


僕のチームも今、ある宝飾店のプロジェクトで、資料を集め、情報を収集している。

今は、出来るだけ、自社の中身を知り、考え方を知る時期のアイドリングタイム時期になる。


しかし、その期間も長くは続かない。エンジン全開!のスタートの信号が灯った時、ここで蓄えたパワーが多ければ多いほど、一気に放出され、改革が動き出す。

その時を想像し、ムズムズし出しているメンバーを見ると、非常に楽しみになる。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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