お問い合わせはお気軽に

宝石メガネ店の経営・販促の情報サイト

宝飾の講演会にて

 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

本日は、宝飾の大手ボランタリーチェーンの講演でした。


毎年、この時期は、各20社近いボランタリーチェーン店の指定業者が品川のホテルグースの会場に集い、国際展示会を彷彿とさせる様なブースを展開されます。


先日のJJF(ジャパンジュエリーフェア)では見れなかったクリスマス向けの新作も多数出揃い、参加された50社近い加盟店が活気づきます。


僕自身は、その展示会前に約2時間半、今年のクリスマス商品の傾向と、クリスマス企画の紹介、並びに宝飾店としての「あり方」の話をして、その後、皆さん、展示会場に移るという流れになっています。

今回の「あり方」におけるテーマは、終始一貫「客数並びに点数に拘れ」です。


市場のシェアというのは、やはり商圏内で、どれだけ自店で商品が売れたかという点数が重要になります。


そして主力商品を見つける事と、そこを極端に伸ばす一点突破における展開の話をしています。


僕らの長所は、コンサルタントでも商品が判るというとこだと思います。


何が商品構成上、必要で、どの属性のどの価格帯と細かく見ています。


例えば、ピンキーという小指用のリング、一つにしても価格帯は、どこから必要で、サイズもメーカーは大体、余裕を見て5番で作ってくるのですが、実際、売れるのは3番。


つまり、その都度、メーカーにサイズ変更をして貰わなければなりません

ので機会ロスが起こる可能性が出てきます。


そこで3サイズは、展開しておくこと、価格帯は、5千円、1万円、2万円であると。


そしてメーカーは、どこのメーカーで何本という形です。

重要な事は、意識しないと見えてこない現場の問題というのが山ほどあって、それを明確にしない内に、数字を限り取りこぼしているのです。

商売というのは、所詮ゼロかイチかで動いています。


売れたら1という数字が上がり、売れなければゼロのままです。


しかし、目に見えてくるのは1という売れたという数字のみであって、ゼロの中身は意識しなければ見えてきません。


現場で対応した当の販売員のみが判る事ですが、大体は、意識せず流して終わります。


それは、MD上の価格構成の課題だったのか?


品切れしていたのか?


スタッフの魅せ方の問題だったのか?



こういうところ一つ一つに利益の源泉が眠っているのです。


そんなこんなで、あっという間に講演の時間も過ぎ去り、参加された宝飾メーカーさんに挨拶して会社に戻ってきたのですが、毎年、この時期になると今年のカウントダウンが始まり出します。


もうクリスマスの話をしているのですから。

手には、今年のクリスマス商戦用のクマのヌイグルミとメーカーさんからプレゼントされた可愛らしいジュエリーが入った紙袋を片手に持って、コロコロ引いたオッサンが、ひと目を気にしながら山手線に乗って帰路に着く。

ちなみに、プレゼントして下さったのは、某有名女性モデルさんでした。

あまりにも綺麗でしたので、目も合わせられませんでした。


キツネとサルの夢物語





この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 宝石メガネ経営.com , 2012 All Rights Reserved.