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軍鶏

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

軍鶏という漫画が好きだった。(原作者ともめて途中で終わったけど・・・・)

軍鶏という鶏は、血まみれになっても戦う。鶏3

その理由の一つとして、軍鶏の目は眼球の構造上、何でも実物の20%ぐらいの大きさに見えるのだそうだ。

20%ぐらいの大きさだから、犬も子犬ぐらいの大きさにしか見えないのだそうだ。

だから、同じぐらいの敵だと、当然、遥かに小さく見える訳だから、自分が負ける筈がないと勘違いし、驚異的な戦闘力で自分が倒れるまで勝つ事を見込んで戦い続ける。

逆に牛だと5倍ぐらい大きく見えてしまう眼球の構造になっているらしく、必要以上に、相手を見てビクビクしてしまう。

どちらが良いという話ではない。

軍鶏も自分の実力を過信してしまうと、無謀であり、コテンパンに打ち負かされてしまうだろう。

でも、軍鶏と牛、どちらの生き方が、勝てる可能性が高いかというと軍鶏かなぁ~と思うし、牛には、決してなりたくない。

いくら隣に全国展開している競合チェーン店があるとして、相手を必要以上に大きく見てしまい、腰が引け、身動きがとれなければ、直ぐに飲み込まれてしまうだろう。

どんな時でも自分の強みを十分に意識して立ち向かって行く気力だけは限界まで持ち続けたいものである。

例えば、大手チェーン店が、朝10時の開店ならば、自店は朝8時にオープンして夜は7時までやる。(最後は店主が残れば良い)


地方の夜明けは早く、通勤前に、店によるお客様も拾えるかも知れない。

また、年輩のお客様なら送り迎えを徹底する。

これも、相手がやって来なければ大きなサービスになる。

昔の商店街は、こういう人と人との繋がりを含め、地元だから出来る強みを活かした店舗が多かった。

そんな時に、郊外型大規模SCが出現し、大企業と同じ土俵とモノサシの上に乗ろうとしてしまったところや、物怖じしてしいまい、考える気力を失ったところに問題があった様に思える。

日本の企業の中で、黒字法人は85万2,627社(構成比32.9%)、赤字法人は173万5,457社(構成比67.1%)となっていて、大体、7割の法人が赤字とよく言われている。

つまり、大きい、小さい関係なく70%は赤字であって、税金を払えていないのだから、自店が小さくても利益を出せているならば、経営としては立派で、自信を持てば良い。

賢い軍鶏になろう。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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