競合

2011年12月4日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

居酒屋に人がいない。

つまり、震災後、家に真っ直ぐと帰り、家族との団欒を大切にしようというムードが高まって来ているのかも知れない。

その兆候として、秋以降のテレビの視聴率が凄い事になっている。

その典型は、松嶋奈々子主演のドラマ「家政婦のミタ」の第８話が今年放送されたドラマ全ての中で最高視聴率（29.6%）を上げた。確か、水曜日の22時代なのに30％近い実績は驚いてしまう。

それに対してキムタクの南極大陸がこけているじゃないか！と言われるかも知れないが、これは明らかに企画ミスである。誰が好き好んでストーリーが最後まで判るドラマを見ようとするのか（大河ドラマじゃないのだから）

それに震災後、テーマは家族との絆である。家政婦のミタも出来損ないの父さんを家族が対処していくドラマだし、前回、大ヒットした「マルモのおきて」も家族愛である。犬も家族の一員だけど・・・・・・・ねぇ～

まぁ～そんな感じで、居酒屋の一番の競合はテレビである事に間違いない。

そして我々、宝石店やメガネ店の競合は・・・・・・人と合う回数。

つまり、外に出る機会が少ないと、モノは動かない。

例えば、真珠は結婚式を含めた冠婚葬祭が増えれば売れるし、デートの回数も増えれば、ちょっとしたオシャレを洋服に合わせてしようと思うだろう。

今年のクリスマス、家庭内引きこもりが増えそうで、温かみを感じつつ何だか怖い。