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資金繰り

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

久しぶりに本質を書いてみる。


経営者が考える事の大部分を占めるのは、資金繰りである。

資金繰りに困ると、必ず言うセリフがある。

それは「在庫が多い!粗利を上げろ!」と。

しかし、これで好転すれば良いのだが、唯でさえ厳しく成りだした店の仕入れがストップして、お客様が買いたいと思っている価格以上の値付けにした状態で、状況が良くなる訳がない。

すると、また資金繰りに厳しくなって同じセリフが飛び出す。

「まだまだ在庫を減らせ!利益を取れ」と。

そんな時、誰一人、顔を上げている店長はいない。

そこで店長が考えている事は「早く、この状況が終わらないかな~」だけである。

誤解がない様に、言っておくが、これは別に経営者や店長を非難している話ではない。

経営者と店長とでは、視点と立場が根本的に違うという事だ。

「お客様が来ないから売上が作れません。」

「競合店が強いので、自店に来られません」

「一生懸命に頑張ってますが、お客様の財布の紐が固いので」

これらのセリフは、店長がマネージャーや経営者に言っても、このセリフを銀行関係や支払先に経営者が言う事は出来ないのだ。

競合店がどうとか、景気がどうとか、お客様が来店しないとか、そんな言い訳は、支払先(従業員の給料、メーカーからの仕入代金、銀行への返済等々)には関係なく、待ってくれずに、「じゃあ、店閉めて、精算して下さい」と言われるだけである。

しかし、これを店長に理解しろ!と言っても無駄である。

経営者じゃないのだから。

そこで、グッと堪えて冷静になって考えてみる。

どういう行動をすれば、この状況を打破出来るか!

そして、それが決まれば、後は、皆が「やる気」を持って進もうと思う雰囲気を作れるかどうかに力を注げば良い。

そうしなければ、決して好転しないのだから。
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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