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感慨深くなる

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

僕は、普段、東京で宿泊する時、赤坂を拠点としている。

目の前に立つ大きなタワーを見上げると、かの有名なプルデンシャルタワーだ。

その場所は、あの大惨事を巻き起こしたホテル・ニュージャパンの跡地であり、ニュースで流れたビルの9階や10階から飛び降りる人の姿を今でも鮮明に覚えている。

当時原因は、9階で宿泊していた英国人の寝タバコで発火したとされていたが、それ以外にも、経営苦難を強いられていた社長の徹底した合理化主義で、宿直従業員人数削減、スプリンクラー施設の不備、非常ベルのスイッチを切っていた事なども被害を拡大させた大きな要素になった。

そんな曰く付きの土地を新たに購入しようという投資家は通常見当たらない。

その為、本来の所有者である千代田生命が自己落札し自ら敷地を保有することとなるのだが、都心部の一際恵まれた好立地でありながらも、廃墟のまま14年間放置され続けていたのである。

そして、2000年に千代田生命の経営破綻に伴い、そこにプルデンシャル生命がこの土地と建設途中のビルを買収し、森ビルと共同で建設を進め、「プルデンシャルタワー」として20021216日に完成したとされている。

何故、ここにプルデンシャルは立てたのか?おそらく生命保険会社だからだ。

危機管理という言葉ではないが、ニュージャパンの跡地である事を営業は話し、誰も予想しなかった、あの大惨事を何十年と語りついで行く。二度と、そんな事が起こらない様に!そしていざ、自分が、そんな予想も出来ない大惨事に巻き込ま
れ命を落としてしまった時、残された家族に対して、自分は何を残せるのかを。

いつも、あのタワーを見る度に、何だか感慨深くなり、頑張らなければと思う。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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