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三角形

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

僕は三角形よりも長方形が好きだけど時代は三角形を求めている。にひひ

三角形の公式は「底辺×高さ÷2」で長方形は「縦×横」で面積を出す。

売上を突発的に上げても、急激に落としてしまうと、形は三角形になるのだが、この突発的に上げた段階で長らく維持させる事が出来るのは、相当な一流でなければ難しいだろう。

だから、ある程度の高さで維持させ、それをしっかりと推移させるという長方形型の方が面積は大きいと感じるからである。

メガネ店でも、本当に強いお店というのは、数字をそんなにぶらさない。

月商600万円や700万円で推移しているメガネ店が急に400万円台や500万円台になることは、滅多にないのである。

逆に閉店セール等を実施して600万円、700万円に一時なったとしても、それは突発的なもので、本当の力でも何でもない事を認識しておかなければならない。

本来の力はオープン後に決まるものであって、あくまでも最高点を確認する為の改装セールという位置づけを踏まえた上で、実績を急激に落としてしまう様だと正に三角形型になってしまう。これだと何の為の店舗改装だったのか訳が判らなくなってしまうのである。

しかし、時代は三角形を求めていると冒頭で書いたのは、戦略の方向性にある。

何かで特化しなければならない。何か秀でたものがなければならない。

例えば、宝石のチラシ一つにしても、普通の何でもある様な品揃え型のチラシを蒔いても一般客の反応は鈍い。

何故なら、今、宝飾品を買っているメインターゲットは、ファーストユーザーでなく、今までに宝飾を購買し続けてきた方々だからである。(ファーストユーザーは、大体アパレル店に飾ってある様な低単価アクセサリーに走っている傾向が強い)

つまり、今までに見た様な品揃えだと、その人らの感情は動かず、少しばかり安くした所で興味を持って来店してくれる訳がないのである。

それよりも、買える人がワクワク出来る物。人数は多くないかも知れないが、興味を持った顧客には、まさにピンポイントである、つまり三角形型の展開になる。

真珠、珊瑚、琥珀、オパール、カメオ、希少石、ヒ
スイ、デザイナー等々。

はまれば単価が上がり、はまらなければ実績は取れないというものだ。

しかし、これらのイベントの方が、今調子が良い。品揃え型のチラシを否定するつもりはなく、そのチラシを僕は今でも身を削りながら作っているが、どこまで行っても、やはり長方形型を想定したものになる。

メガネにしても宝石にしても、今の様な不景気における展開は、三角形型の戦略を加えていくことで、次の展開が見える事は間違いなく、それを通して、より顧客というものが明確になって行くことだろう。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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