受け取る方のレベル

2010年5月19日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

自分の目の前に起こることは、全て「必要、必然、ベスト」であると、ご支援先の社長が話した。この言葉は、船井幸雄さんが、何度も何度も伝えて来られた言葉だけど、当初、この言葉を聞いた時は、正直、何の感銘も受けなかった。逆に、こんな事を言っていて現場のコンサルタントが出来るものかと、今から思えば赤面するぐらい自分自身、何も見えていなかった。

しかし、今、この言葉の重みが非常に理解出来る。

人は、そういうものだ。学生の頃に試験勉強の為に読んだケインズ経済学やドラッカーやコトラーのマネージメントやマーケティング論も、その時には、絶対に把握出来なかった事も、10年以上も、そればかり様々な経験をしてきた中で始めて、言葉の行間が理解出来たりもする。

どんな情報でも、結局、受け取る方の力次第で、理解度というものが変わってくるのだろう。

昨日のキリンの続きではないが、判っているつもりが、実は全く判っていない事が、多々ある。だから、この世界は面白いのだ。