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おもてなしの原点

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

今の様な時代だからお客様への「おもてなしの心」が感動を生みます。
ある業者さんが、オーストラリアツアーのイベントを以前に実施された時の事ですが、オーストラリアですのでブラックオパールを主体としたもので、3日間で数千万円の売上実績を作られました。

確かにお客様をオーストラリアにお連れして一流のホテル、特大なロブスターを始めとする一流料理、そしてダンスパーティー等、お客様が喜ばれる様々な企画を実施された結果、達成出来た実績だとは思いますが、今回の話のポイントは、ここではなく。
ツアーも終わり、日本へ帰る飛行機に乗る前、同行した業者の若い従業員が、お客様の為に、おにぎりを握って、ちょっとしたオシンコを付けて、お渡しされたとの事でした。
20人ぐらいのツアーで行った訳ですが、帰りの機内の中で、その一行だけが機内食に目もくれず、おにぎりを食べていたそうです。中には涙を流しながら食べていた人もいたそうです。
そして、帰った後、お客様に感想をお聞きすると「一流の料理も美味しかったし、楽しいショーも見れて、素敵な景色も良かった。でも一番良かったのは、帰りのおにぎりだね。」とほとんどのお客様が答えられたのだそうです。
おにぎりは、正直、お金は掛かっていません。手作りで若い従業員が作ったものなので、美味しいとは言えないものなのかも知れません。しかし、ある程度、年配のお客様達にとって、肉や魚介類よりも、一番懐かしく、故郷を感じて、普段、自分達が握ってあげている手のぬくもりが入った「おにぎり」を自分の息子ぐらいの若い人達が1人1人に握って上げた事に対して心を打たれたのです。
自分達がして欲しい事をそのタイミングでしてあげる事がサービスの原点であると考えた時に、私達はイベントや店頭で来店されたお客様に対して、本当の意味で「おもてなし」が出来ているのでしょうか?
それは、何もお金をかければ良いというものでなく、どれだけ、気持ちが伝わったかという部分にあるのだと思います。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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