一流とは

2008年12月2日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

一流（贅沢品）は、何故高いのか？それは厳選されたものだからです。
ムダなものを省き、ディテイルにも拘り、満足いける物だけを追求していく、そこに明らかな違いが存在するのだと思います。
例えば、一流の料亭に行けば素材一つ一つを見ながら、今、旬で厳選された素材だけを選んで出します。エビ一匹にしても美味しいところだけを残して、他は捨てるのですが、普通の料理屋さんでは、全てを使います。
やはり、京懐石にしても、それを持つ作品としてお客様に味だけでなく、香りや雰囲気まで醸し出すためには、余分だと判断されたものは出せないですね。その分、普通よりも金額は高くなるのですが、料理人の何十年とかけて培ってきた情報や技術があるからこそ初めて出来ることなのでしょう。
私達、人間も最初のうちは、覚えたものを全て使い、自分は上達したと勝手に勘違いしてしまうところもありますが、本当の価値が出来てくると、余分なものは切り落とされ、厳選されたもの、ポイントとして大切なものだけが残ってくるように感じます。