独自固有の長所商品

2008年7月13日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

やはりお店には一番商品（独自固有の長所）が欲しい。自店だから、この商品を買える。自店でなければ、この商品は手に入らないもの。そして、その商品が売れるとなれば、あとは自然に流れが上向き出して来ます。確かに、完全オリジナルとなればコストが掛かってしまうのかもしれませんが、自商圏内で自店だけ取り扱える商品でも同じことかも知れません。
例えば、店舗周りしている問屋さんがいます。景気の良かった頃は、カバンの商品を見て、色々仕入れして来ました。しかし、景気が悪く、自店で、その商品があまり売れてないとしたら、いくら人間性が良くても仕入れるものがありません。そこで何回かは情報料という形の付き合いで仕入れしますが、それが続くと「何しに来るの？」と判っていても聞いてしまいます。
そうすると、あまり必要でないので、必ず値切ってしまいます。
それに対して、どんなに小さい問屋さんでも１つだけ独自固有の商品があれば、お店は、それを求めますので値切らずに買います。それが売れるので、それを自店が求めているので、値切って入れる必要などないからです。そして話の中で、他の商品も見たくなって、独自固有以外の商品も仕入れてしまうのです。
つまり、自店の中でたった１つの商品だけでも独自固有の商品があると、それ以外の商品も売れるので売上は上がってくるという事を忘れないで下さい。