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対人関係の接し方

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

「心の内戦」と言われる時代、アメリカで最も人気の高かったのはハインツ・コフートという精神分析理論の創始者でした。彼は1981年に惜しまれつつ世を去りましたが彼が創始した内省と共感の心理学は、多くの支持者を得て今日に至っても非常に重宝されています。
彼の理論の中で、根幹となる一つに「自己愛」があります。自己愛とは、言葉通り、自分を愛する気持ちであり、自分が大切にされているという気持ちのことで、これが対人関係において上手に満たされると心理的な満足を得て成長への大きな原動力となるのだそうです。
そこで、コフートは相手の自己愛を満たしてあげるためのあり方を大きく3つのパターンに分けています。それは「鏡」と「理想化現象」と「双子」です。
「鏡」というのは、自分が相手の鏡になってあげるということで、簡単に言えば相手に注目してあげて相手を褒めてあげることです。特に頑張っている時などに褒めてあげることが必要になります。
しかし、相手が落ち込んでいる時に褒めてあげても仕方ないので、そういう時には「理想化現象」になるのが良いとコフートは言っています。相手が落ち込んでいたり、不安な気持ちの状態にあったりする時に「●●店長がついているから大丈夫だ」という感覚を与えてあげることです。
例えば、自分が大きなヘマをしても店長がきっと自分を守ってくれるという気持ちにさせてあげれば、相手は安心感を持ってくれるのです。
最後は、「双子」です。世の中にはへそ曲がりな部下もいて、心から褒めてあげても「どうせお世辞で言っているのだろう」と拗ねる人もいるし、失敗して落ち込んでいる相手を慰めても「店長には、結局、私の気持ちなんて判らない」と思っていることが多様にあります。そんな時には、自分にもダメなところが沢山あることを正直に見せることも必要になってくるのです。自分が、入社当時に全然売上が作れなかった時の実績表や、お客様から貰ったクレーム報告書等によって「店長も同じ人間だったんだ」という気持ちになりやすいのです。
こうした3つのパターンを基本とし、状況に応じて使い分けて行くことが対人関係を良好にしていくのだそうです。
う~ん・・・・・邪魔くさいと思われた「あなた」。是非、一度コフートの本を読んでみて下さい。
きっと何かが発見出来ると思います。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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