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景品のあり方

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

私達がチラシやDMで集客を高める手法の中で景品を付けるというものがあります。
これは大きく「ご来場プレゼント」か「お買上げプレゼント」になります。
その中で特に前者は、無料で配るものですから、景品を取りに来るだけのお客様が目立つ為、セール後に販売員さんから「景品はよく取りに来られるのですが、それだけ貰って帰られるのです」という声をよく聞きます。そんな時、ご支援先によっては、DMだと「今まで買って頂いたお客様なのですから、喜んで帰られただけ貯金として考えておきましょうよ」ということで、納得されるお店もあれば、頑なに後悔されるお店もあります。
そこで、一度そういうお店は、ご来場の景品は止めて、全てお買上げプレゼントで試してみるようにするのです。それもメガネ店や宝飾店で1000円以上お買上げの方という具合に非常にハードルを低く設定します。

基本的に「タダ」は、どこか怖いものです。皆さんがよく街で手にする情報誌やホットペッパーの様なものだと、どうせタダですので、いつ捨てても構わないと思うでしょうが、自分が200円300円でも払ったとなれば、その代金に匹敵するだけの情報は取ってやろうと考えるでしょう。

街頭で配っているポケットティッシュも同様で、あのティッシュの底面に張ってある広告に対して、どれだけの人が真剣に見て、電話を掛けたりするのでしょうか?

つまり、タダだと「ありがたみ」に欠ける訳ですので、1000円でもお買上げしたお客様に渡すプレゼントとは全く違う性質であると言えるでしょう。

そして、その1000円というハードルで来られない様なDMだと、結局、ご来場プレゼントにしたところで、お客様が正面から、そのサービスを受け止めてくれるわけでも、自店も真剣に検討した訳でもない、流されるままの景品プレゼントが繰り返されるだけなのかもしれませんよ。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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