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得した気分

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

出張で帰りの新幹線で東京駅に着くのは、夜の22時ぐらい。大体こういう場合、ホテルに着くまでにある、松屋か、ペッパーランチで夕食を済ませてしまうのですが、先日も、そんな感じでペッパーランチにしようと決めていました。そこでしばらく歩いていると、「おにぎり、店内どれでも100円!」と叫んでいる女性の声が聞こえてきたのです。
その店は、よく駅中にある「●んのり屋」というおにぎりを中心に販売しているお店でした。すると、みるみる人が集まっていくので、僕もペッパーランチに行こうと決めていたのですが、少し並んでみることにしました。何があるのかな?と眺めていると、鮭や高菜、明太子等々が目に留まり、確かにどれも160円以上の価格が明記されているのですが、これが全部100円だったので、一応、順番が来たので4つ買うことにしました。
この様に、人は安く売っていると「必要を特に感じないのに」買ってしまうことが、バーゲン心理の要素なのでしょう。

「おにぎり」をどうしても食べたい日であれば、別に安くなくても買っていたであろう、この食べ物が、本日最後のタイムバーゲンで全部100円という非常に安いと感じる演出によって、何か「得した気分」になって買ってしまったのです。

その後、ホテルに入って、これらの「おにぎり」を食べてみましたが、予想通り「パサパサ」で、以前に食べた朝の同店の「おにぎり」と比較できないくらい美味しくなかったです。
僕は、今日、一体何を買ったのでしょう。ペッパーランチを蹴って何故、「おにぎり」を買おうとしたのでしょうか?それは、明らかに「おにぎり」を買おうとしたのではなく、「得した気分」を買おうとしただけだったのです。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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