お金で買えない価値がある

2007年10月6日

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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

「PRICELESS、お金で買えない価値がある。買えるものはMASTER CARDで」というＣＭが一時期よく流れました。「家族でゆっくりと会話したい」という様な思い出作りが、本来一番大切な価値であって、その目的の手段として旅行に行ったり、モノを購買したりすることが必要になるという訴求がＣＭを通して判り易く伝わって来ました。
でも、結局、このＣＭで一番伝えたかったことは、世の中「お金」がなければ価値を作り出せないということなのでしょうね。

確かにお金で人からの「愛」だ「友」だ「家族」だ「夢」だ「信用」を買うことは出来ません。だから、「人生、お金なんかじゃないよ」と言う人もいるかも知れませんが、本当に「お金」がない人が「愛」を信じたり自分を信じたりすることが出来るのでしょうか？

例えば売上の不振な店のオーナーが、好調な店のオーナー連中の集まりの中で、本音で相手の好調さを喜ぶことが出来るのでしょうか？
フリーターで３０歳過ぎても「夢」を追いかけて定職につかず、「俺は一番のアーティストになる！」と言っている人の言葉を信じ、信用をおくことが出来るでしょうか？

つまり、これらも含めてある程度の「お金」がなければ、それらの価値を持ち続けることが難しいものなのです。
だから人は、これらの事を必然的に判っているから、仕事を通して、日々頑張っているのだと思います。