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あんたプロでっしゃろ!

 
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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

いつも通りタクシーで駅からご支援先に向かう時に、タクシーの運転手が「お客さん、どの道で行きましょうか?」と聞いてきました。私は、そんな時、いつも「運転手さんにお任せします」と笑って答えているのですが、本当は、この問いかけが一番ムカッと来るのです。内心は「あんたは運転のプロでっしゃろ!この辺の地理に詳しくなくてどないするんや!プロのあんたが、どの道、通ったら良いか判らへんのに、素人の俺が判る筈なんてあるかいな!」と思ってしまいます。世の中にある仕事の世界においてはプロしか存在しません。

だから「私は見習いです」「私は、まだ入社して3ヶ月しか経っていませんので」「私は、まだまだセミプロみたいな存在でして」という言葉を聞くと言い訳をしている以外、何ものでもないのです。これでは、代金を頂戴している仕事としての姿勢が甘すぎると思いませんか?

そんな中、本日、支援先で2人の店長を含めて常務に12月までの企画のプレゼンテーションをして貰いました。この会社では、店長が自主責任のもと、企画の提案を常務に行い、通れば、その企画を進めることが出来、ダメだともう一度練り直さなければなりません。そこで、1人の店長が、真珠フェアで500万円を3日間で作ると断言したのは良いのですが、計画を聞いていても、あまり実現性がありません。

少なくとも、私の経験上、それでは、300万円作れて上々的な計画でした。明らかに、その話の中で店長は、行動を抑えて実施しようとしているのですが、聞いている内に、朝のタクシーの運転手の顔を思い出して、10分間、我慢したのち

「腹をくくれ!あんたは、店長という仕事のプロやろ!行かなかった時の為に言い訳出来る逃げ 道を今から準備してるな!」

と怒鳴っていました。その情熱?を感じたのか、店長も快く考え方を改めて頂き、非常に前向きな計画で進みだすことになりそうです。
その後、何故か判りませんが、社長の秘書さんから「お疲れでしょう、お茶をどうぞ」と出されました。しばらく、お茶に立った茶柱を眺めていました。

だって、プロはプロとして宣言するところから始まるんですもん。


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元船井総研上席コンサルタント。宝飾業界、眼鏡業界のエキスパートとして、約20年以上の実績をもつ。 全国の大手チェーン店をはじめ地域専門店並びに、ボランタリーチェーン、メーカー商品開発にまで多岐に渡るコンサルタント活動を実践。 すぐに成果を出す指導手法には定評があり、暗闇だと思っている状況に光を当てて道を照らすコンサルティング活動を進めている。

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